保護者向けガイド · スナップ編 第11回

荷物を運び、全体の順番を工夫する

紙の荷物を電車で運び、各駅を6枚・カゴを0枚にそろえる作戦を、実物で試します。

カゴの容量と通る順番を考え、目の前だけでなく、次の周まで見通して工夫する力を育てます。

準備・片付け込み 60分アプリ接続は不要

60分は授業の目安です。家庭では休憩を入れたり、別日に分けたりして、考える時間を確保してください。

子どもと進める

子どもと同じ画面で進め、このガイドは必要なときの補助に。

子ども用の学習画面を開く ↗別タブで開きます

操作や読み書きは必要に応じて手伝い、予想や理由は子どもに聞きます。入力を手伝うときも、子どもの言葉のままに。

始める前に

準備する物

  • 充電済みの本体1台
  • 曲線レール12本・直線レール4本・分岐レール4本(後半の組み替えにも使う)
  • 白・緑・赤・青・黄のスナップ
  • 子どもの学習画面を開く端末
  • 紙・はさみ・定規・鉛筆・テープ(荷物カード30枚・駅札5枚・旗・カゴを作る分)

使わない物貨車

安全上の注意

  • 平らで安定した、十分な広さのある場所で使います。
  • 荷物の受け渡しは停車中だけ。スナップを替える条件は、各課題で確認します。
  • 線路の組み替えは、電源を切ってから行います。
  • 分岐レールにもともと付いている2枚は外しません。
  • はさみは必要に応じて大人が補助し、カゴやテープでボタン・車輪をふさがないようにします。

学習画面ごとの、見守りポイント

番号は学習画面の「全体」のページ位置に対応します。画面内の課題1〜3は荷物運びの問題名です。画面ごとの時間指定はないので、準備や課題を日ごとに分けても大丈夫です。 声かけは一例です。

  1. 学習画面1荷物運びの目的を確かめる

    準備

    目標最後の状態と、比べる周回数を理解できる。

    紙の荷物を運んで駅の枚数をそろえる活動です。まず目的を子どもの画面で確かめます。

    声かけ「最後に、駅とカゴがどんな状態になればいい?」

    目標と作業を分ける
    • 本番は全駅6枚・カゴ0枚。練習で運ぶ3枚とは分けて考えます。
    • 速く走ることではなく、運び方で周回数を減らす課題です。
  2. 学習画面2荷物と駅の札を作る

    準備

    目標カード1枚を荷物1個として、数を確かめられる。

    カード30枚・A〜Eの札5枚・旗を用意します。切る作業は必要に応じて大人が手伝います。

    声かけ「荷物と駅の札を分けると、数えやすいかな?」

    印刷できないとき
    • 学習画面の型紙を見ながら、紙にかいて作れます。
    • 荷物カードの大きさをそろえ、数を本人と一緒に確認します。
  3. 学習画面3駅と始点のある線路を組む

    準備

    目標線路・駅・始点を、図に対応させられる。

    20本のレールを組み、A〜Eの駅札と、A・Bの間の旗を置きます。ここではスナップを追加しません。

    声かけ「一周を数える始点は、どこにある?」

    コース・札の確認
    • 直線4本・曲線12本・分岐4本。分岐は2種類を2本ずつ使います。
    • 札と旗は線路の外へ。図の駅名と道、レールの接続を確認します。
  4. 学習画面4カゴを作って本体へ載せる

    準備

    目標操作や走行を妨げず、荷物を載せる準備ができる。

    型紙を折って留め、本体へ取り付けます。透明なボタンと車輪をふさがないか、大人も確認します。

    声かけ「ボタンを押せる? 車輪にテープが触れていない?」

    カゴの安全確認
    • 切る・折る場所は型紙の実線・点線で確認。上は開けておきます。
    • カゴはカード3枚まで。カードは重ねて入れ、重い物で代用しません。
  5. 学習画面5外側を回る指示を準備する

    準備

    目標分岐・駅の停車・始点の停止を区別できる。

    右上と左下の分岐に緑を1枚ずつ。A・Eに白→赤、旗に白→赤→青を図の位置へ置きます。

    声かけ「駅で止まる指示と、旗で終える指示はどこかな?」

    固定部品と置く場所
    • 固定の水色・青は外さず、その次の空き1枠へ緑を追加します。
    • B・C・Dにはまだ置きません。中速のまま、練習へ進みます。
  6. 学習画面6EからAへ3枚運ぶ

    準備

    目標停車中の受け渡しと、出発・終了の確認ができる。

    Eに3枚、ほかは0枚で練習。旗で停止したら、Aが3枚・Eとカゴが0枚か確認します。

    声かけ「動いている間に触らず、止まっている間に受け渡せた?」

    練習と本番の区別
    • 空のカゴで旗から右へ出発。荷物を取る・置く作業は停車中だけです。
    • この練習では30枚すべてを配りません。スナップを外さず、次のルール確認へ進みます。
  7. 学習画面75つの場面でルールを確かめる

    準備

    目標容量・受け渡し・配置変更の条件を理解できる。

    子どもの画面の5つの場面を一緒に確認します。答えを代わりに選ぶより、条件を読み返します。

    声かけ「この場面でしてよいことは、どのルールに書いてある?」

    前半のルール
    • カゴは3枚まで。荷物を動かせるのは停車中です。
    • 前半でスナップを替えられるのは、旗へ戻って完全停止したとき。後半は別のルールになります。
  8. 学習画面8課題1で、先の周まで考える

    周回を工夫

    目標運ぶ計画と実験結果を比べ、周回数を減らす工夫を考える。

    画面の枚数に置き、周回数を予想して試します。結果を残してから、最短の回数を確認します。

    声かけ「次の駅に着くとき、カゴに何枚あるとよい?」

    記録と再試行
    • 全駅6枚・カゴ0枚で始点へ戻れたか、実際の周回数で確かめます。
    • 確認後は最短を目標に試し直すことを勧めますが、追加挑戦は任意です。保存した記録と答えを比べたら、最短に届かなくても次へ進めます。
  9. 学習画面9課題2で、届ける順番を見直す

    周回を工夫

    目標荷物の初期配置が変わると、作戦も見直せる。

    荷物を今回の枚数に置き直します。前の方法をそのまま使う前に、足りない駅を見ます。

    声かけ「今回、多く届けたい駅はどこ? いつ通る?」

    前の課題との違い
    • 線路とルールは同じ。荷物の初期配置だけが違います。
    • 周回数を予想→実験→確認の順で進めます。再試行は任意で、少ない回数になる理由を本人に聞きます。
  10. 学習画面10課題3で、持ち越しを工夫する

    周回を工夫

    目標容量と必要枚数から、複数の周をつなげて考えられる。

    今回の初期配置で試し、カゴの空きと次の周の届け先を見ます。前の結果も手がかりにします。

    声かけ「全部降ろすより、次の周へ残した方がよい場面はある?」

    作戦を整理する
    • カゴ3枚の制約は変わりません。必要な枚数と通る順番を紙で整理しても大丈夫です。
    • 答えを丸写しせず、自分の作戦と結果を話してもらいます。最短を目標に試し直すのは任意です。
  11. 学習画面11新しい分岐コースを組む

    分岐を工夫

    目標前半と違う線路と駅の位置を、図で確かめられる。

    本体を止めて電源を切り、分岐3本・直線3本・曲線7本へ組み替えます。

    声かけ「前のコースと、駅へ行く道のどこが違う?」

    組み替えの確認
    • 追加したスナップを外し、分岐の固定された色は残します。
    • 駅と分岐の位置を新しい完成図に合わせます。追加色は次のページで本人が選びます。
  12. 学習画面12新しいルールで運ぶ作戦を試す

    分岐を工夫

    目標途中で配置を替えず、分岐を含む運行を計画できる。

    出発前にすべての指示を置き、実物で試します。後半は停車中もスナップを替えられません。

    声かけ「途中で色を替えなくても、最後まで運べる作戦かな?」

    前半から変わるルール
    • 出発駅・終点を選べます。受け渡しは停車中に自由、カゴは3枚までです。
    • 成功・不成功どちらも実際に試した結果を残します。出発前の配置のまま試せたかも確認します。
  13. 学習画面13自分の方法と解答例を比べる

    ふり返る

    目標違う運び方を、条件と結果から比べられる。

    自分で試したあとに解答例を見ます。同じ回数になる別の方法もあるので、手順だけを合わせません。

    声かけ「あなたの方法と、この方法では、どの荷物をいつ運んだ?」

    解答例の使い方
    • 駅の枚数・カゴの枚数・通る順番で比べます。
    • 自分の試行記録は残し、次に試したい工夫だけを取り出します。
  14. 学習画面14同じ荷物で周回数が違う理由を考える

    ふり返る

    目標目の前の受け渡しと、全体の効率を分けて考えられる。

    2つの運び方を比べ、次の周へ残す荷物がどこで役立つかを聞きます。

    声かけ「今ここで降ろすと、その次の駅ではどうなる?」

    周をまたいで見る
    • 各駅だけでなく、始点に戻ったときのカゴと、次の届け先を見ます。
    • 空きを埋めることと、最後まで少ない周で運べることを分けて考えます。
  15. 学習画面15橋の問題で同じ見方を試す

    ふり返る

    目標別の問題にも、先の動きまで考える見方を使える。

    橋の問題を読んで本人の作戦を考えます。荷物運びとの共通点は、考えたあとに聞きます。

    声かけ「今の1回だけでなく、次に何が必要になる?」

    読む量が難しいとき
    • 大人が条件を読み上げ、図と対応させても大丈夫です。解法は先に渡しません。
    • 行く人と戻る人、次に必要な懐中電灯を、順番にたどります。
  16. 学習画面162つの問題の共通点をまとめる

    ふり返る

    目標条件と順番を見通した工夫を、自分の言葉で説明できる。

    荷物運びと橋の問題で使った考えを振り返ります。最後に電源を切り、紙・カゴ・部品を回収します。

    声かけ「2つの問題で、先のことを考えたのはどんな場面?」

    説明・片付け
    • 自分の実験記録を手がかりに、今すぐ使わず残す工夫がどこで役立ったか話します。
    • テープを丁寧に外し、車輪やボタン周りに残っていないか大人も確認します。

困ったときは

動かない・途中で止まる
  • いったん止め、車輪とレールのつなぎ目を確認します。
  • 光が消えていれば、電源を入れ直します。約5分操作しないと自動で電源が切れます。
  • 赤く点滅していたら、電源を切って充電します。
本体の操作・充電を確認する →
60分で終わらない・休憩したい

本体の電源を切って休みます。比較や説明は飛ばさず、続きは次回へ。

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