Pythonを始める|さっとつかむ
環境を用意し、接続・走行・停止までをまとめて確認します。
この手順はWindows・Macのパソコン用です。ブラウザーの中ではPythonを実行しません。スマートフォン・iPad・ブラウザーだけの実行環境は、この手順の対象外です。Bluetooth通信にはWindows 11以降(22000以降)またはMacが必要です。
この手順で使う版:Python 3.14。環境を分け、同じPythonで追加・編集・実行します。
Pythonをこれから用意する
保存するファイル:python-manager-26.4.msix。ダウンロード後にファイルを開いてインストールします。
管理ツールのインストール後に、コマンド プロンプトで次を入力してPython 3.14を追加します。
pymanager install 3.14画面の開き方から確認する方は、インストールの手順へ進んでください。
すでにPythonを使っている場合・バージョンについて
この手順ではPython 3.14を使います。Windowsは3.14、Macは3.15です。最後の数字が違う更新版でも、入力する3.14の部分は同じです。
ほかのバージョンを削除する必要はありません。別の版を追加しても、保存したコードが自動で書き換わることはありません。この手順では、作業用の.venvに使うPythonを指定します。
すでに動いている環境がある方は、そのまま使う方法もあります。ただし、別のバージョンで同じように動くことを、この案内が保証するものではありません。Pythonを切り替えるときは、既存の.venvを上書きせず、別の作業フォルダーに環境を作って確かめてください。
Macは3.15.0のインストーラー、Windowsは管理ツールを案内しています。Windowsではその後に3.14を指定して入れます。Pythonの新しい版が出ても、毎回入れ直す必要はありません。説明の基準と確認範囲は技術リファレンスで確認できます。
1作業場所と専用のPythonを用意
手順・コマンドは選んだOSのPythonの通常版を前提としています。Bluetooth Low Energy対応のWindows 11以降(22000以降)またはMacを使います。Pythonの導入を終えてから、ユーザーフォルダーのmatrain-pythonに.venvを作成します。Windowsはコマンド プロンプト、Macはターミナルへ順番に入力します。activateは不要です。
pymanager exec -V:3.14 --versioncd /d "%USERPROFILE%"mkdir matrain-pythoncd matrain-pythonpymanager exec -V:3.14 -m venv .venv2ライブラリを入れる
インストール名はintelino-trainlib、コードでの読み込み名はintelino.trainlibです。依存する非同期版も入りますが、掲載コードは同期版の書き方です。readyが出たら読み込み成功。
.venv\Scripts\python.exe -m pip install --upgrade pip.venv\Scripts\python.exe -m pip install "intelino-trainlib==1.0.0" "intelino-trainlib-async==1.0.5" "bleak==3.0.2".venv\Scripts\python.exe -c "from intelino.trainlib import TrainScanner; print('ready')"3スマートトレイン本体を探す
パソコンのBluetoothをオンにし、スマートトレイン本体の電源を入れます。Scratch・ゲームアプリなどの接続を終了。OSのBluetooth設定でスマートトレイン本体をペアリングする必要はありません。スキャン結果で対象のスマートトレイン本体を確認したら、実行中の場合はCtrl+Cで終了します。
.venv\Scripts\python.exe -m intelino.scan4保存して実行
下のコードを作業フォルダーのfirst_train.pyにUTF-8で保存。周囲に落下物のない線路を用意し、コマンドを実行します。走行停止と接続終了は別です。finallyで停止を送り、withを抜けると切断します。
.venv\Scripts\python.exe first_train.pyfirst_train.py
from time import sleep
from intelino.trainlib import TrainScanner
with TrainScanner(timeout=10.0) as train:
print("connected:", train.name)
try:
train.drive_at_speed(30)
sleep(3)
finally:
train.stop_driving()
print("stopped")
print("finished")connected: スマートトレイン本体名 → 3秒走行 → stopped → finished の順で確認します。緊急時は本体のボタンを短く押して止めます。
うまくいかないとき
表示された最後のエラー行を手がかりにします。
pymanager / python3.15 が見つからない
Pythonの導入を確認し、入力画面を開き直します。Windowsは管理ツール、MacはPython 3.15のインストールを確認します。
No module named intelino
.venvのPythonでインストールと実行をそろえます。実行に使うPythonも、.venvから始まるコマンドで指定します。
TrainNotFoundError
スマートトレイン本体の電源・充電、パソコンのBluetooth、別アプリとの接続を確認します。最初は近くのスマートトレイン本体1台だけ電源を入れます。
Bluetoothの権限エラー
パソコンの設定で、実行に使うアプリにBluetoothの利用を許可します。Macではシステム設定のプライバシーとセキュリティ内も確認します。
SyntaxError / IndentationError
英数字・括弧・コロン・行の先頭の空白を確認します。まず配布コード全体を新しいファイルへ貼り直して比較します。
asyncio.run() cannot be called…
同期版のコードをノートブック等の実行中イベントループへ混ぜていないか確認します。.pyファイルをこの手順のPythonで実行します。
走ったままになった
本体のボタンを短く押して止めます。sleepや切断だけでは停止の代わりになりません。接続が切れた場合、finallyからも停止を送れないことがあります。
作業を終える・再開する
スマートトレイン本体が止まり、finishedが表示されたら画面を閉じ、スマートトレイン本体の電源を切ります。matrain-pythonと中のファイルは残します。
続けるときは、Bluetoothとスマートトレイン本体の電源をオンにし、ほかのアプリのスマートトレイン本体への接続を終了します。コマンド プロンプトまたはターミナルで次を実行します。インストールはやり直しません。
cd /d "%USERPROFILE%\matrain-python".venv\Scripts\python.exe first_train.py